新築物件の家賃設定は業者が設定したり自分の企画の場合は自分で設定したりします。
どういう家賃にするのかっていうのはとても重要です。
よく、新築と築古どっちがいい?みたい議論があって、新築は家賃の下落率が激しいからダメだという話をたまにみますが、
家賃の下落が激しいというのは、家賃設定を吹かしているという事ですよ。
新築プレミアをたっぷりのせているという事ですね。
物件にもよりますが、新築は一番強気に運営できる時期なんでそこで強気な家賃設定をつけること自体は悪い事ではないのですが、それは未来永劫続くものではありません。
新築プレミアを高く設定すればするほど、2周目以降で大きく家賃が下がるだけの話です。
それで企画としての判断としては、新築プレミアの価格でなく数年後くらいの平常時の価格で判断を行うべきという話です。
最初のプレミアを付けるかどうかは別にして、
高く見積もっていると下落が大きいという話で、
最初から現実的なラインで見積もりを行っていたら、エリアにもよりますが、そんなに大きい家賃の下落はないかもしれません。
エリアによりますけどね。
私が取り組んでいるエリアは、
それなりの競争があるエリアなので、基本的に新築プレミアのパワーはそんなに大きくないです。
私の場合は、築数年くらいの家賃相場で企画の判断を行っていてて、初期の家賃も基本的にそれくらいの設定にする事が多いです。
ですので、10年間以内であれば基本的に家賃の下落は(ほとんど)無いくらいで進めれると考えています。
むしろ場合によっては、多少の家賃アップは普通に狙えるくらいの余力を持たせたくらいの運営にしています。
ブログなんで、少し大げさに言うと、
新築を買ったから数年後に家賃が激下がりするというのは吹かせすぎているだけであって、ほとんどのケースが新築プレミアの家賃(に近い家賃)がずっと続くと考えている甘い見積もりをしているという事です。
エリアにもよります。そういうのが通用するような強いエリアなら・・・、という事もあるかもしれませんが。
とは言え、最初から家賃を弱気な数値に設定していたとしても、さすがに10年を超えてくると多少は家賃下落はあると思いますがね。
いずれにせよ、あんまり吹かせ過ぎはいろんな面でよくない事が多いです。
部屋が空いて、そんなに長い期間あかずに次の入居者が入るくらいが一番いいと思いますよ。