『5年で10億を目指す』オンラインのセミナーを受けています。
最近、銀行の担当者と話をする機会があって、銀行の目線であったり銀行の考え方のようなものを聞く機会がありました。
その中で、融資をするかどうかの視点で、いろんなものがあると思うのですが、その中の自己資本率というものも重要な視点の１つなんだなと思ってきています。
不動産賃貸業だったら、20％～30％くらいでしょうか。
銀行の担当者の目線で、25％というのはやはり少なくて、少なくとも30％くらいは欲しいねという事を言っていました。
もちろん、銀行の方針や担当者の考えでそこは違ってくるとは思いますが、
銀行の融資担当の考えのベースの１つにあると思います。
銀行によって、30％が基準なのか、25％が基準なのか、20％が基準なのかは、バラバラなのかもしれませんが。
「5年で10億円を目指すセミナー」ですが、
10億円の融資を受けるという想定で書く事にします。
10億円の融資を受けている状態と仮定すると、その状態で自己資本率が最低でも25％くらいは必要だと考えると、その時点で2.5億円の資産も持っていないといけないという事になります。
そりゃーそうですよね。不動産賃貸業を運営していて、10億円の物件を持っているのに1千万円しか資産を持っていない場合、出費が重なってしまうとすぐに倒産してしまいますよね。
いろんな財務的な融資基準は当然ありますが、その中の１つとして自己資本率の考え方からある程度の資産が無いと話にならないというのは当然あると思います。
という事で、「5年で10億円を目指すセミナー」とキャッチーなタイトルになっているのですが、10億を目指すというその目標って現実的じゃないのかなと思ったりします。
もちろん、その目標を実現するための準備として、「5年で2.5億円の資金を集める」という言い方になるのかもしれませんが、それはそれで大変難しいですよね。
あと、「5年で10億円」って超早くないですか？
こんなに急速に事業を拡大すると、銀行に超要注意人物ってマークされそうなくらい。
運営的にも、同じ10億の物件を買うにしても、
半年ごとに5年間、1億円ずつの物件を買っていくよりは、
１年ごとに10年間、１億円ずつの物件を買っていく方が、
いろんなリスクを分散できるのでゆっくり拡大させる方がいいという話があります。
どうなんでしょうか。
10年くらい前だったら、5年で10億円という急な拡大はできたのでしょうか。
話を戻しますが、
5年で10億円というのはキャッチーなタイトルですが、
実際に今の自分の目標として全ての人が5年で10億円というのを目標にするのは無茶な感じがします。
さすがにそれを本当の目標にしている人はいないと思いますが、
早すぎる拡大は自分の首を絞める事になると思いますし、
いまのご時世、そもそもそんなに銀行はバンバン融資してくれないと思います。
また、それなりに資産がないと、そもそも融資してもらえない。
自分の状況から、足元を見ながら着実に拡大させていきたいですね。
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