資産を増やす王道のやり方、というか資産を積み重ねていくための一つの概念を書きたいと思います。
資産と純資産の関係です。
これらの概念を表すための絵を買いてみました。
これらは山の絵で説明するのが一番わかりやすいかなと思います。
イメージとしては、砂場の砂山でもいいですし、シンプルに富士山などの山でもいいと思います。
そういう山をイメージしてもらった上で、山の高さが資産で、山の裾野の広がりが純資産かなと思っています。
山の高さの資産は総融資額に置き換えてもらってもいいかもしれません。
山の裾野(純資産)の上に山の本体があってその高さが資産に相当します。
我々は、資産や純資産を増やしたいと考えているわけです。
この絵にあるように、資産と純資産は密接な関係があります。
資産を増やすために、融資を引いて物件を買って資産を増やしていくのですが、その山の裾野である純資産が大きくないとその上に高い山は作れません。
例で言うと1千万円しかもっていないのに、10億や20億の融資は引けませんよね。仮に買えたとしても凄く尖った山になってしまいます。それは凄く不安定な山なんで何かあったらすぐに壊れてしまいます。
1億円の資産を持つには(=1億円の融資を引いて1億円の物件を買うためには)それなりの純資産という山の裾野の広がりが必要になるわけです。
逆に、10億円の純資産を持っている人であれば、しょうしょう変な形の山がのっていてもその山が崩れる事はありません。金融機関の人間からしてみたら絶対に壊れない山なわけなので融資したいと思うでしょう。
高い山を築き上げるためには、それを支える山の裾野の広がりが絶対不可欠になってくるのです。
ちょっとしたテクニカルな事をする事で、狭い裾野(小さい純資産)のままで、高い山を築く(たくさんの融資をひく)という事もできなくはないですが、それは限定的です。一時的にor限定的に高い山にできるだけの話です。
再現的に恒久的に山を高めていくには、やる事は1つしかなく、山の裾野(純資産)を大きくしていくだけだと思います。
これが資産を増やすための王道のやり方です。
山の裾野の大きさと、山の高さの関係はある程度の目安はあります。
これはいわゆる自己資本比率に相当します。
(山の高さは総融資額と読み替えた場合)
自己資本比率は、20%~30%くらいが目安といったところでしょうか。
30%というのは非常に優秀な部類になると思います。
不動産投資を始めた直後で拡大期の人は数値が小さくなってしまいがちですが、長く安定的にかつ、拡大をしていく事を考える場合はこの数値は無視できないものだと思っています。
ちまたには、融資をひくためのちょっとしたテクニックなどが出ていますが、それらはおまけみたいなものですよ。
資産を増やすために裏技なんてものはなく、ひたすら純資産を積み重ねていくしかないのかなと思います。