昨日、大家として成功されている方の講演会を聞きました。
私は全く知らなかった方なのですが、結構有名な方のようです。
本も何冊か出版されていて、その本読んでたよ!みたいな人もいるようで有名な方のようです。
スタートした時点で資産がゼロで、資産を増やしていくには困難や状況があるにもかかわらず、最終的に6億円を超える融資を引いて大家として成功されているという方でした。
こんな感じで買い進めた!みたいなところを聞いていると、
まず最初に、3億円の物件をフルローンで購入し、
それから数年後に、3億円の物件をフルローンで購入した、
という事が紹介されています。
ここで、「ん?」となりました。
それ以降、この講演会の内容が頭に入ってこなくなりました。
みなさんも、「ん?」って思いませんか?
いきなり、3億円の物件をフルローンで買えたってところもですし、
その数年後に、さらに3億円の物件をフルローンで買えたってところもです。
どうなんでしょうか。
いくら評価が凄く高い物件だったとしても、3億円フルローンってできませんよね?
えっ?できるんですか?
かなり資産を持たれていたのでしょうか?
それとも時代が良かったのでしょうか?
そこが引っかかってそれ以降内容が頭に入ってきませんでした。
リアルに分析すると、自営業をされていたというのがあって、それなりに資産はあったんでしょうね。
(資産ゼロからスタートだったけれども、その後自営業でかなり資産を作られていたんでしょうね)
そして、なによりも時代が良かったんでしょうね。確かに講演会でも融資が閉じる直前にギリギリ間に合ったと言っていました。
3億円の物件だとしても、諸経費で2千万円は必要になります。
たしか消費税還付はやっていると言っていたのでそれらは回収していると思います。
でも、2棟目の3億円のところは買えるんでしょうかね。2棟目は別銀行で購入したと言っていたので、1法人1物件スキームか何かを使われたのでしょうか。これはよくわかりません。
いろいろと謎があって、腹落ちしませんでした。
講演会が終わって質疑応答のコーナーになりました。
私と同じ疑問を持たれている方がおられて、3憶×2物件を獲得できた秘訣を教えてください。という質問になりました。
しかし的を得た回答はなかったです。むしろその回答の中で、その方の複数のメンターの方が「買ったら良い」と言った物件だったので買ったという発言があり、ちょっとイラっとしました。
このブログは、こんなトーンで書いていますが、おそらく当時その方の中には、それなりの妥当なロジックはあったと思います。融資に関しても秘訣のようなポイントはあったと思います。講演では話をされてなかったのだけれどもポイントはあるんだと思います。そういうポイントは、またの機会に聞かせていただけたらなと思いました。
おそらく、この方が購入されたのは10年以上前の話です。
「昔はよかった」という単純な話ではないとは思います。
いまは不動産投資は完全に手法として完成しており、かなり成熟しています。
10年前は、まだまだその手法も確立されておらず、いま我々がやっている当たり前の事を手探りで模索しながら推進していたものだと思います。
だから、10年前はよかったとかそういう単純な話ではないと思っています。
私が思うのは、不動産投資に代わる「まだまだ手法が確立されていな領域」でいつか戦ってみたいなと思っているんですよ。不動産投資でいう10年前というよりもう少し前の時代で誰もプレーヤーがいない世界。試行錯誤しながら進めていくという事なんですが。
ただ、それをするにはやはり体力(資金)が必要なので、いま不動産投資で資金は貯めたいなと思います。