土地から新築というのは、土地も工務店も全て自分で見つけてきてアパートを建てるというやつ。
土地先行というのは、業者が土地を見つけてきて、工務店は指定の業者で建てるというやつです。
土地先行の方は私は未経験なんですが、
どちらも投資家がリスクを負うという点では同じです。
土地から新築だと、自分で工務店を決める事ができます。
一方で土地先行ものだと、企画をした会社が工務店を指定します。
おそらく工務店から企画会社に対してキックバックなんかもあるのでしょう。
土地から新築も、土地先行も主体者は投資家です。
建築の途中でトラブルが発生して、余計にお金が発生した場合、
契約の内容にもよりますが、基本的に投資家が背負う事がおおいです。
そういう観点では、土地から新築も土地先行も同じです。
しかしながら、土地先行はプロジェクトのほとんどを企画会社が握っていることがおおいので、投資家としてコントロールできる幅が狭いです。
一方でリスクは土地から新築も土地先行も同じです。
自由度や投資家の裁量という点では、
土地先行よりは土地から新築の方が有利です。
土地先行は、リスクだけを投資家になすりつけるという、
そういう前提条件のものです。
自分で土地を見つけて、自分で工務店を見つけて、企画を立案できない人は、
そういうものを受け入れるしかありません。
一方で、土地先行がまったくダメダメなのかというと、
一点いい点があります。
それは土地探しです。
一般の市民が土地探しするよりは、
いいアパート用地を獲得するためのノウハウやルートは持っています。
そこはメリットと言えるでしょう。
今の時代はアパート用地を見つけるのが至難の業です。
業者である事もメリットもあります。
リスクや裁量。
仕上がりの利回り。
そして土地の確保。
いろんな観点で最適な選択をしていけばよいのではないでしょうか。