土地代や建築費の高騰でなかなか安くアパートを作る事が難しい世の中になってきました。
簡易な計算なんですが、どれくらいインパクトがあるか計算してみた。
例えば、年間の家賃収入が800万円だとしましょう。
利回り7%で作り上げたとしましょうか。
7%だと、1億1430万円です。
これくらいが1つの基準じゃないでしょうか。
近年よくある目標値で8%というのがあります。
8%だと、ちょうど1億円です。
ひと昔前の目標の利回りで9%というのがありました。
9%だと、8888万円です。
1億円前後の物件で、7%、8%、9%の利回りの仕上がり方で、
総工費がこれくらい変わっているという事になります。
今時の新築のよく出てくる利回りである7%を基準にすると、
8%に仕上げれたら、1111万円安く作れたって事になりますね。
今は非常に難しいですが、
9%に仕上げられたら、2500万円安く作れたって事になります。
1億円周辺の価格の物件で、
利回りを1%高く作ると1000万円くらい、
利回りを2%高く作ると2500万円くらい、含み益をゲットする事ができるという事ですよね。
9%というのは今の時代だと非常に難しいですが、
うん千万円くらいの儲けがあるというのは、やっぱり夢がありますよね。
建てれば建てるだけ儲かるみたいな感じでしょう。
いま時だったら、1億円くらいの新築の物件だったら、CFは150万円くらいでしょうか。
利回り8%を作って1000万円の含み益があるというのは、
CFで言うと、7年分くらいですよ。
7%の物件を買って7年間運用するのと、
8%の物件を建てた直後の状態での含み益とで、ほとんど同じという勘定になりますね。
9%の物件だったら、17年分ですよ。
大きいですよね。
利回りが、コンマ1%とかの違いだったら、
時間さえあれば取り返しができるくらいのレベルですが、
1%くらいの違いは、時間で取り返すには大きい違いのような気がしますね。
何も買わないよりは、そこそこの物件でいいので、
どんどん運用するのがよいみたいな話をしていますが、
1%を超えて利回りが高いようなものだと、
時間だけで取り返すことができるようなレベルではないですね。
やっぱり土地から新築で、高利回りで作るのって
インパクトデカいなって思った今日この頃です。