千三つという言葉があります。
いい物件は1000件に3件くらいしかないので、1000件とか、とにかくたくさんの物件を見て、相対でいい物件を買いましょうという格言です。
千三つはたしかにあります。
相場より安い物件は存在します。
しかしながら、そんなにたくさん無いです。
相場より安い物件があったとしても、
懸念事項があるから安いというが多いです。
相場が8%のエリアで、9%の物件があったから飛びついたんだけど、
それはややこしい擁壁があるから相場より安かったんだという話とかです。
数字だけに見ると8%のエリアで擁壁とか懸念事項があるから9%になっているだけであって、それは実際には安いという話ではないという話です。難があるから安いが相場。
相場より安い!って言っているケースのほとんどがこういうケースなんじゃないでしょうか。
実際に本当に安いというのはあると思いますが、仲介とかプロが介在しているわけなので、値付けが間違っているようなものは、あんまりない思います。
素人とか、
これから物件を初めて買う人とか千三つでいい物件を探します。
それで安い物件があったので買うんだけど、
素人だからマイナス材料に気が付いていないだけで、値段相応のものを買うというのはよくある話だと思います。
こういうケースは最初の1棟目とか買う人で、結構あるような気がします。
しかし、これはこれでいいと思います。
即退場系の致命的なマイナス材料だったらダメですが、さすがにそれは素人でもわかるでしょう。
結果的に、マイナス材料はあるけど安く買えているわけです。
マイナス材料がなにもない100点満点の物件で、それが相場より割安で買えるってなかなかないですよ。
マイナス材料はあるけど割安で買えて、
しかも最初の1棟目なんで、
より早く物件を買える方が全然よいことだと思うのです。
これは私自身に対して言っている事なんですが、100点満点の物件はないです。
少しくらいの懸念事項はあるけど、
なんとかできるくらいのマイナス材料であれば、いい価格であればどんどん買っちゃうのがよいかなって思いました。
よく言われる千三つ。
本当の意味の千三つもありますが、
色んな千三つがあるんだろうなと思った話でした。