結構前の話なんですが、不動産投資系の座談会に参加したことがありました。
たくさんの人が集まって、みんなで会話をするという会でした。
これから不動産投資を始めようとしている人。
すでにたくさん物件を持っている人。
区分やっている人。
1棟ものやっている人。
すごーく広い分野の人がいる会です。
そこで、いま融資が出る金融機関の話をしましょうという事になりました。
各人、めいめいが〇〇銀行は融資が出るよみたいな話をしていたのですが、
そうですか!〇〇銀行って融資出るんですね!!
みたいな話がえんえんと繰り広げられていたのですが。
これってアホな会話じゃないですか?
いろんなジャンルを狙っている人がいます。
所有している金融資産もひとそれぞれ全然違います。
そういう前提条件が全く触れられていない状態で、〇〇銀行は融資出ます!って
おかしくないですか?
1棟物でも、
新築系を狙うとか、
築古系を狙うとかで、使う金融機関は全然違います。
収益還元系の金融機関とか、積算系の金融機関とか、
サラ銀とか、地銀とか、信金とか、
借りる順番とかもあります。
前提条件が無いと全く会話にならない世界の話です。
いろんな観点があって、もっと多元的な話だと思います。
ただその場では、融資が出る/出ないの1次元の話しかしていません。
そこにいた人は、有意義だったのでしょうか。
アホな話をしてるなって思って、それ以来その座談会には参加してません。
おそらく、その座談会はすごく初心者向けの会だったのかもしれません。
融資は出る出ないだけではないと思います。
もっと、いろんな軸があって、とっても複雑なんだと思っています。
そしてそういう複雑なものを理解するためには、
自分の耳で金融機関から話を聞いて理解していくしかないと思います。
さらに言うと金融機関の方針も時間とともに刻一刻と変化していきます。
そういうのを敏感に感じながら、最適解を追求していきたいものですね。