金融機関に融資スタンスのヒアリングをするという事があると思います。
あるあるネタなのかもしれませんが、
金融機関にこの手の質問をすると、
「融資期間は耐用年数まで、
自己資金は20%、
エリアは支店のあるエリアです」
と言われるんじゃないでしょうか。
まるで定型文のように。
どこの金融機関に聞いても、ほとんどの金融機関でこの定型文が回答されるんじゃないでしょうか。
質問をする投資家さんは、「はい、そうですか」と、このままこの会話を終わらせてしまってはいけません。
こっからが勝負です。
その定型文が出てきた上で、
それからプラスαの情報をいかに多くの獲得するのかというのが一番のポイントです。
というか、そのプラスαの情報を得るためにヒアリングをしていると考えるべきです。
定型文はみんな知ってるます。
聞かなくても知っている話です。
定型文があった上でのプラスαの情報を引き出しましょう。
「プラスα」というのはどういうものかなんですが、
いろいろあると思いますが、
その定型文の条件からいかに例外的に条件を引き出すことができるのか、
どういうポイントがあればその条件をオマケしてくれるのか?
とかいろいろあると思います。
例えば、耐用年数が超えていても、〇〇な物件だったら融資が出るとか、
〇〇な条件だったら、自己資金20%でなくもう少し減らすことができそうだとか。
いろいろあると思います。
定型文の内容は、どこの金融機関とも横並びみたいなところがあるんですが、
このプラスαの条件などは、金融機関で結構違ってきたりすると思います。
融資が出る金融機関と融資が出ない金融機関の差は、定型文はあんまりかわらなくて、このオマケが大きいか小さいかの差なんじゃないでしょうか。
金融機関のヒアリングというのは、
こういう定型文以外の条件で突破口や特徴を見つけ出すためのものなんじゃないのかなと思っています。
ただこのようなプラスαの突破口を見つけるといっても非常に難しいと思います。
上位の金融機関になればなるほど難しいような気がします。
金融機関に飛び込みで訪問して融資の話をしたとしても、ほぼほぼ定型文だけで終わる可能性は高いかもしれません。
強い関係性であったり、何かしらの金融機関に対するうま味のようなもがないと引き出すことができないのかもしれません。
あの金融機関だったら〇〇は融資NGなんだけど、この金融機関は前向きに考えてくれるんだみたいな、
定型文以外のプラスαをいかに引き出すのがか重要なのではと思います。