専業大家への道

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横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

アパート用地を買うまでの話・その8~仲介と面談~

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競合の業者に打ち勝つべく3つの落としどころ案を練り仲介との面談にのぞんだ

 

仲介の店舗に到着し、担当者とごあいさつ。

 

 

私 「はじめまして。横浜で大家業をしているものです」

 

仲介「よろしくお願いします」
仲介「まず、この土地についてご説明いたしますね」

 

仲介から土地の説明が行われる。

 

私 「説明、ありがとうございました」
私 「ちなみに、最新状況はいかがでしょうか」

 

仲介「購入の意思がある人は、前に伝えた業者1名だけです」

 

私 「そうなんですね。どういう業者なんですか?」

 

仲介「購入したいと言っている業者さんというのは、オープンハウ〇さんです」

 

私 「オープンハウ〇さんなんですね。それで具体的にどういう話をされているんですか?」

 

仲介「はい。共有地を売主さんの方で購入して、3000万円で購入すると言われています」

 

私 「しかし隣地の方の門が共有地に接しているんですが、そのあたりは大丈夫なんですか?」

 

仲介「業者は、お隣さんの出入門の移設を業者負担でやると言ってくれています」
  「出入門は、2項道路の方に移設すると言っています」

 

私 「そうなんですね」

 

仲介「そして、もう1つ問題があって、共有地に隣地の方の水道管が通っているんですよ。」

仲介「共有地は売主負担で買い取りをおこなう、下に埋まっている水道管は買主負担で(共有地を介さないで直接2項道路から引っ張るように)水道管の引き直しの工事をすると言っています」

 

私 「なるほど。共有地は売主で解消し、門と水道の移設はその業者負担で工事をするのですね」
私 「業者の要望はわかりました」
私 「ちなみに私の方でもいくつかの落とし所の案を考えてきたので
   聞いていただけますでしょうか?」


仲介「はい、わかりました。どういう案なんでしょう」

 

それで私は考えてきた3つの案を説明した。

【案1】共有地は売主が解消する。そして3050万円で買う。
【案2】隣地Aの前だけ共有地のままにして、それ以外の共有地は売主が解消する。
【案3】共有地はいまのままで買う。

 

仲介「ありがとうございました」

 

私 「いかがでしょうか」

 

仲介「基本的に【案1】になると考えています」

 

私 「そうなんですね。共有地は解消できそうなんですか?」

 

仲介「実は数日前に、売主様といっしょに近隣の家をまわって、挨拶まわりをしたんですよ」
仲介「まだ共有地の買取の具体的な話まではしていないんですが、お話をした感じだと共有地を売ってくれそうな雰囲気でしたよ」

 

私 「なるほどー、売主さんは共有地を解消できそうな感じなんですね」

 

仲介「【案1】が基本線だとい方針ですね」

 

私 「それならば、売主様が共有地を解消できる前提で相談させていただきたいです」
私 「こちらとしては、競合の業者さんより高い価格で買う事を視野に入れる事はできますよ」
私 「例えばの金額なんですが、3000万円より50万円高い3050万円とかの価格で売主様に交渉をしていただくというのはいかがでしょう?」

 

仲介はしばらく沈黙。

 

仲介「売主様が判断される事なんでなんともわからないと思いますが、おそらく難しいと思いますよ」

 

私 「どういう事でしょうか?」

 

仲介「その業者は現金で購入すると言っています」
仲介「現金で3000万円と融資特約アリで3050万円だったら、おそらく現金で3000万円と選ばれると思います」
仲介「あとやはり大手企業の方が信用力もあるので、一般論としてそちらを選ぶ方は多いと思いますよ」

 

私 「そうですね。。。。」
  「・・・・・・・・・」

 

仲介は熟考したのちに

 

仲介「例えばですが、3200万円くらいだったらどうでしょうか」
  「それくらいの金額だったら、おそらく融資特約アリでも売主様が選んでくれるような気がしますよ」

 

私 「そうですね。200万円アップくらいのメリットが無いかぎり、大手企業の現金買い付けの方を選ぶという事になりますよね。」

 

仲介「そうです」

 

私 「それと、隣地の方の立場だと、共有地を売る条件として隣地の出入り門の移設もこちらで対応するという事をあげられるでしょうね。」
私 「共有地の下の水道管も、同様に買主の方で対応しておくとしておいた方がいいでしょうね」

 

仲介「ちなみにその業者の担当者は、隣地の方の玄関門の移設と水道管の引き直しは200万円くらいだと言ってましたよ」

 

私 「こちらも、同じ条件(出入り門と水道の引き直しはこちら負担、共有地は売主で解消)で検討させていただけませんでしょうか」

 

仲介「わかりました」
仲介「ちなみに、オープンハウ〇は、共有地の解消のめどがたったら即日契約を行いたいと言っています」
仲介「もしも購入される意思があるなら、今日明日中くらいに買い付けを出していただけますでしょうか」

 

私 「わかりました。今日明日中に買い付けを出すか判断いたします」

 

そういって面談は終了した。

 

 


仲介との面談で、大きく局面が動きました。

 

ライバルは、オープンハウ〇だったのですね。。。

 

 

もともとが【現状】図のように、隣地Aの出入り門が共有地に面していて、かつ隣地の水道も共有地の下を通っているという状況なのですが、

【案1改】のように、隣地Aの出入門を移設し、さらに水道管も直接隣地に共有できるように引き直しをする。そして共有地は売主が買い取るという案が着地点となったのでした。

 

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それをふまえて、こちらは買い付けをどうするか?

 

近日中に判断をする必要が出てきました。

 

事態は急を告ぐ。。。

 


<つづく>

 

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