専業大家への道

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横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

繁忙期に間に合わない場合の影響

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進めている土地から新築アパートプロジェクト。

 

竣工が繁忙期に間に合うかギリギリの状態です。

 

竣工の時期によるインパクトを定量的に見積もる事にしました。

 

意図としては、追加の人足費を支払って建築を加速する可能性も出てきます。

それらを判断するために、竣工時期によるインパクトを数値化して出してみたいと思います。

 

なかなか精度の高い数値化は難しいですが、仮置きでもいいので何か目安の数値を出さないと検討できないというのがあるので、無理やりを承知で数値化しましたという位置づけです。

 

可能性としては、

(A)3月に完成

(B)4月に完成

(C)5月に完成

の3パターンで比較したいと思います。考えないといけないのは2つあって何か月分の家賃が機会損失するのか?というのと、閑散期での客付けによって家賃を少し下げないといけないという点でのインパクトの2点を整理してみました。

 

 

【どれだけ家賃収入をロスするのか?】

 

(A)3月に完成の場合、

4月:6部屋入居 

5月:9部屋入居 

6月以降:9部屋入居

よって4月~次の3月までの入居部屋・月は、105部屋・月となる

 

各月で何部屋入居が決まるのかというのは、今年の類似物件のデータから類推しました。

 

 

(B)4月に完成の場合、

4月:0部屋入居 

5月:4部屋入居 

6月:6部屋入居

7月:8部屋入居 

8月:9部屋入居

9月以降:9部屋入居 

よって4月~次の3月までの入居部屋・月は、90部屋・月となる

 

(C)5月に完成の場合、

4月:0部屋入居 

5月:0部屋入居 

6月:2部屋入居

7月:4部屋入居 

8月:6部屋入居

9月:8部屋入居

10月:9部屋入居

11月以降:9部屋入居 

よって4月~次の3月までの入居部屋・月は、74部屋・月となる

 

(A)の3月完成を基準にして、

(B)の4月完成だと15部屋・月の家賃をロスする。

(C)の5月完成だと36部屋・月の家賃をロスする。

 

ちなみに全部屋の一年間の家賃は9×12=108部屋・月である。

 

 

つぎにどれだけ家賃を下げる必要があるのか?

【どれだけ家賃を下げる必要があるのか?

 

(A)の繁忙期に間に合う場合は、想定の家賃のままでよい。

 

(B)の4月完成の場合は、想定より各部屋千円くらい値下がりすると想定する。

シングル向けのアパートなんで3年間で入退去があると想定すると、

千円×9部屋×36か月=32.4万円くらい。

 

(B)の5月完成の場合は、想定より各部屋2千円くらい値下がりすると想定する。

シングル向けのアパートなんで3年間で入退去があると想定すると、

2千円×9部屋×36か月=64.8万円くらい。

 

 

まとめると、

 

竣工時期が3月から4月になると、年間の家賃は、15/108=14%ダウン。

そして家賃下落で32万円程度収入が減少

 

竣工時期が3月から5月になると、年間の家賃は、36/108=33%ダウン。

そして家賃下落で65万円程度収入が減少

 

 

精度は悪く、ざっくり計算ですが、(おそらくオーダーはあってる)

もしも加速案がある場合は、これらのロス分を考慮して判断したいなと思います。