<前回からのつづき>
仲介業者Aと専任媒介を締結しているのだが、契約時期をずらす事で、直接業者Bとやりとりを開始しました。
しかし業者Bは、むちゃな要求ばかりしてきます。
仲介を介さない取引のウィークポイントだと思います。
ケンカ腰での交渉がつづいたのでした。
毎回、電話でその業者と話をする際はケンカになるのでその業者と話をする際はストレスがあったのですが、その日の業者からの電話を取ると、こんな連絡が。
「仮審査OKとなっていた銀行に、先行的に本部審査にあげてもらいました。
その結果、自己資金20%が必要という回答が来ました」
そういう内容でした。
仮審査では、自己資金10%でいい融資条件で内諾をもらっていたのですが、
本部による本審査で自己資金20%と変更になったのでした。
どうやら、節目の時期を超え、銀行としての融資のスタンスが少し変更になり、どんな評価の物件を持ち込んだとしても自己資金20%が必要になったようです。
本来であれば、ここから多少の綱引きはあるのですが、私の場合は半年前に物件を購入していたという事もあるし、法人として若かったので、20%より自己資金を圧縮するのは難しいという事でした。
20%自己資金で進めるという検討や、他の金融機関でも購入するという選択肢もあったのですが、その業者Bから物件を買う気があまりしなくなってきていたので私はその案件を撤退する事にしたのでした。
<つづく>