共有地の解消を断念し、次なる交渉がスタート。
共有地を解消しない条件で2500万円の金額を売主にぶつけた。
日が明け、朝の静けさの中、9時になると同時に携帯電話が鳴る。
仲介か。いや、電話を取ると信金からの電話だ。
私 「おはようございます」
信金「おはようございます」
私 「どうしましたか?」
信金「はい。融資の支店承認がおりました」
私 「ありがとうございます。無事に承認が下りたのですね」
信金「これから本部審査にまわします」
私 「ちなみにどれくらいで本部審査が完了するんですか?」
信金「少し資料をつくる必要があるのですが、、、3日くらいあれば終わると思います」
私 「ありがとうございます!!」
私 「また進展があれば連絡いたします」
電話は信金からでした。
融資の支店審査は無事にクリアしたようだ。
とりあえずホッと一安心。
本部審査の方もすぐに着手してくれるのですね。
それからしばらくして。。。
仲介から電話が。
私 「おはようございます」
仲介「売主に2500万円を打診してみました」
私 「はい。どうでしたか?」
仲介「売主は、2700万円でどうでしょうかと言われてました」
私 「・・・・・」
私 「少し考えさせていただけますでしょうか」
仲介「わかりました」
私 「また折り返し電話いたします」
そう電話を切った。
売主からの回答は2700万円でした。
売主の2700万円というのは、実は想定していた金額です。
「共有地解消ありで3000万円」と、「共有地解消なしで2700万円」が同じ実入りという話。
そういう意味で、私自身も2700万円というのは一つの着地点の目安にしていました。
もっとゴリゴリ価格交渉の綱引きをしたらもう少しは安い金額は引き出せるのかもしれませんが、1つ考えがあって、次の展開のために、あえてここは売主の希望額をのむのがいいかなと考えたのでした。
とりあえずその2700万円で、一旦こちらでもちかえり検討という事にする事にした。
ここからですよ。
この難のある土地を本当に買ってもいいのかといいう判断が棚上げされたままにしてましたが、おおよその着地点も見えてきたため、いよいよ最終判断をする事にしたのでした。
難ある土地を買うかどうかの判断ですが、
考え方としては、、
難があるという事を折り込んだ土地の評価額よりも遥かに安い金額であれば、
買ってもいいと考えています。
こう考えると、「はたしてこの土地の評価額っていくらなの?」という事を明確にする必要があると思います。
評価額の決め方っていろいろあると思います。
私は、これからも物件を継続して買い続けていく事を想定しているので、
やはり基準は金融機関がどのような考え方で評価額を出すのかという事になるのかなと思いました。
物件の評価方法は金融機関そぞれで結構違ってくるので、評価額の決め方としては、自分がこれから使う可能性のある全ての金融機関の評価の考え方をヒアリングして評価額を決めるという感じでしょうか。
また、金融機関の評価額というのも二つあると思います。
1つは、物件を買う際の評価の仕方。
そして2つ目としては、すでに物件を所有していたとして、その物件の担保力としての物件の評価方法。(どちらかというとこちらが重要)
自分がこれから付き合う可能性のある金融機関(できるだけたくさん)に、
融資審査としての物件の評価方法と、担保力としての物件の評価方法についてヒアリングを実施する事にしたのでした。
<つづく>