売主による共有地の解消は、まさかの断念。
となると、購入検討をするプレーヤーは私一人になった事になる。
チャンスといえばチャンスなのだが、はたして購入してもいいものなのかの判断はできていない。
いずれにせよ、プレイヤーが私一人になっている状況のうちにケリをつけるべきだ。
もたもたしていると、新しい検討プレーヤーが増えてしまう。
そうなると何一ついい事は起きないだろう。
買う買わないの判断はもう少し先おくりにして、この案件はこちらでグリップしつつ、最終的な落としどころの相談をするべきだ。
間はおかず、短期決戦に持ち込むべきだと判断した。
という事で仲介に電話をし、話を進める事にした。
私 「こんにちは」
仲介「はい。こんにちは」
私 「売主様が共有地の解消を断念したという事は、オープンハウ〇さんも撤退という事でしょうか?」
仲介「はい、そうです」
私 「という事は、この案件で検討をしている人って私ひとりだけって事になるんでしょうか」
仲介「はい、そういう事になりますね」
私 「購入に向けて前向きに検討したいと考えています」
仲介「ぜひ、お願いします」
私 「ただ共有地が解消できないとなると、融資が付きにくくなるなどいろんなデメリットがある状態で買う事になります。」
私 「どうしても、これまで話をしていた金額レンジでは買うのは難しいです」
仲介「・・・・」
私 「3000万円よりも大きくしたまわる金額くらいであれば検討できるのですが、そういう価格レンジで買い取る方向で進めさせていただく事ってできませんでしょうか」
仲介「わかりました。売主に聞いてみます」
・・・・・
仲介「売主に聞いてみました。その方向で相談してもよいとの回答でした」
私 「ありがとうございます」
仲介「どれくらいの金額であれば買う意思があるのか、金額を聞かせていただけませんでしょうか」
私 「それでは、2500万円でお願いします」
仲介「2500万円ですね。それでは売主に聞いてみたいと思います」
私 「ありがとうございます。およろしくお願いします」
そう言って電話を切った。
その土地を買うと決めたわけではないのですが、とりあえず1つの展開として2500万円でという金額を売主にぶつけた。
もともと、「共有地を解消して3000万円で売る」というラインがあったわけなんですが、共有地を解消するためには、1つの共有地の持ち分を解消するためのコストで100万円くらいはかかると推測していたのでした。それが2件分あるから200万円。
そして、共有地の解消という事で手間賃とか手続きコストなんかで、でもう100万円かかると見積もって、合計300万円はコストとしてかかると推測しました。
ですので、
売主視点では、共有地の解消コストで300万かかるとすると、
「共有地を解消して3000万円で売る」というのと、
「共有地を解消しないで2700万円で売る」というのは同じ実入りだと推測したわけです。
そしてその上で、200万円くらい余裕をもたせての2500万円という額でぶつける事にしてみたのでした。
2500万円の金額を仲介経由で伝えてもらう事に。
仲介いわく、今夜売主さんに聞いてみますと。
次の日、大きな展開があるとは、その時は思いもよらず。。。
<つづく>