あるエリアの状況について業者にヒアリングをする事があります。
業者によって色んな傾向・カラーがあります。
面白いですよね。
一番多いパターンは、「いいこと」しか言わない業者です。
そのエリアは、問題ないエリアですとしか言わないです。良いとか悪いとか直接的な事は言わず無難な答えしか言いません。こういう業者がほとんどです。
ただごくたまにフランクに本音で話をしてくれる業者もたまに存在します。
大きな業者でもフランクに言ってくれる人もいますが、感覚的に地場でやられている小さい業者の方がフランクに言ってくれるような気がします。
過去にこんな事がありました。
いまから思うと地雷エリアの物件だったのですが、そのエリアに関して複数の業者にヒアリングしてみたのでした。
すると、1つの業者は苦労しますよっていう感じで答えてくれて、
もう1つはどちらともとれるような回答でした。
そして、前者の業者は家賃相場の予想も他の業者と比べて控えめで慎重な発言が多いです。後者の業者は家賃相場の予測も高めでイケイケな強気な発言が多いです。
いずれの業者も最終的な結論のようなものは、それぞれの業者の特徴にそった回答になる事が多いのですが、その途中の分析はどちらも的を得ている事が多かったりします。
(強気な業者でもヒアリングをする意味はあるという意味)
例で言うと、
弱気な業者は、〇〇〇だから苦戦します。っていう時の〇〇〇のところ。
強気な業者は、〇〇〇だけどなんとかイケます。っていうときの〇〇〇のところ。
最終結論、文脈は各業者で違うけれども、その前についている〇〇〇のところは、どの業者も同じような内容であって、その内容は把握していると参考になる情報が多かったりします。
こういう業者ごとの強気/弱気の傾向を把握した上で、いろんな業者にヒアリングをしていけばいろんな視点でのエリア分析ができるんじゃないでしょうか。