契約更新を進めている、10年以上在住のおばあちゃんの案件。
契約更新の連絡を受けて、家賃保証会社加入のための書類を送付しました。
その話の続きです。
前触れもなく、自主管理用に作成していた携帯電話に初めて電話がかかってきました。
契約更新を進めているおばあちゃんからの電話です。
おばあちゃん「不審な点があるので電話しました」
えっ、”不審”って???一瞬驚きました。
話を聞くと、更新料として家賃の1か月分をお願いすると連絡していた一方で、記入をお願いした家賃保証会社の申請書には「家賃+管理費」の合計が記載されていて、
”+管理費”の分が金額を大きいのでそれがおかしい!!という訴えのようでした。
(過去の契約更新では家賃分しか支払っていない!と)
少しこちらの説明が言葉足らずだったようでした。
実際に契約更新に必要なのは「家賃1か月分」でOKなんで、おばあちゃんの言う通り今回の契約更新でも「家賃1か月分」を支払ってもらうつもりでした。
家賃保証会社の申請書には家賃と管理費の合計を記載しているのがあって、おばあちゃんはその合計の金額を請求されるものだと勘違いしたようでした。
一瞬、”不審”という言葉が出てきて緊張感が走ったのですが、今回の契約更新でも「家賃一か月分」でよいという事を伝えると納得・安心していただけたようでした。
それから、おばあちゃんがこんなことを言い始めました。
家賃の振込手数料がこれまで無料だったのですが、最近になって100円になったという事を受けて、「次回から、家賃は振込手数料の100円を引いた金額でいいですか?」としれっと爆弾発言を言い放ってきたのでした。
続けておばあちゃんが言うには、「手数料を引いた金額を家賃として支払って問題ないって、弁護士さんが言ってましたよ~」
いやいや、そんな事はないです。どこの弁護士さんがそんな事を言っていたのでしょうか。テレビか何かの情報を断片的に聞いたのでしょうか。
とりあえずその場は、手数料を引いた金額で振り込むのは了承しできないと言ってとりあえず電話を切りました。
無下に冷酷に断ってもいいのですが、
そのばあちゃんは10年以上長く入ってもらっていて、家賃も10年前の金額になっています。(他の住人より高い金額で入ってもらっています)
我々からしたら神様のような存在なので、できるだけおばあちゃんの意向にはそいたいと思っています。
しかしながら、そのまま家賃を減額すると物件そのものの価値も下がっているので次のプランで対応しようかなと思っています。
【作戦】
・あくまでも家賃の減額は行わない。
・ただ、契約更新をしてもらったお礼として、それなりの還元は行う。
・毎月100円×24か月分、さらにプラスアルファで、3千円分の商品券を今回の契約更新のお礼としてプレゼントする。
とりあえずこの作戦で納得してもらえるように進めたいと思います。