信用保証協会のセミナーを受けてきました。
今日はそのセミナーの感想を書きたいと思います。
不動産投資を始めていくつかセミナーを受講してきましたが、一番勉強になったような気がします。
受講できて非常によかったです。
こういう情報を持たれている人とどのようにしたらつながる事ができるのだろうかと思いましたね。
プロパーローンを日常的に引ける人でなく、そのフェーズにたどり着くまえの人が対象という事なんですが、今回のセミナーの内容をやりこなせるにはそれなりの力がある人じゃないと難しいでしょうね。
少なくとも、所有物件がゼロでこれから不動産投資を始めるぞ!っていう人は難しいような気がします。
誰かがサポートしてくれるとか、凄く優秀な人だったらできるかもしれませんが。
私が思うに、今回の信用保証協会の使いどころというのは、
サラリーマン属性を使った融資と、
プロパーローンとの隙間を埋めるような位置づけで使うのがいいのかなと思いました。
サラリーマン属性でアパートを購入する。
サラリーマン属性なんで、年収の10倍とか20倍の枠があるというところでしょうか。1棟か2棟くらいですかね。
アパート1棟、2棟くらいの実績で、プロパーローンの扉が開くのかどうかは微妙なラインだと思います。
人によっては、すぐに開く人もいれば、開かない人もいると思います。
ですので、サラリーマン属性を使い切った状態で、プロパーローンの扉をこじ開けるために、この融資は使えるような気がします。
ちょうどそれくらいだったら、決算書について語れるようになり、いい決裁書をつくろうという展開になってきている頃なんじゃないでしょうか。
ただ、気になる点として、
自己資本比率20%というのが求められるところですかね。
サラリーマン属性で1~2棟買って、それで自己資本比率が20%あるって人は、
みんなの話を聞いている範囲だと、それなりにハードルがあるような気がします。
特に資産が無い状態で、サラリーマン属性だけで物件を買っている人の場合は。
サラリーマン属性だけで物件を買ったとしても、それ相応の資産は必要だよねって事だと思います。
それに関しては自分で答えを持っておく必要があるような気がします。
サラリーマン属性でアパートが買えない人は、
最初からこのスキームを使うって事になるんですかね。
難易度は高いと思います。
普通の融資すら受けていない人が、こういう複雑な融資の詳細を熟知して保証協会の人や金融機関の人をコントロールしないといけないという点が。
でも、使いこなせるようになれば融資が引けるという事だからいい方法だと思います。
でも、どちらにせよ自己資本比率20%が必要なんで、制約の少ない公庫から融資を引いてお金儲けをするとか、何かしら資本を作るような事をしないといけないような気がします。
複雑な融資のしくみがちゃんと理解できていて、
それなりの資金を持っていて、
ただプロパー融資までは獲得できていない
という人だったらハマる手法なのかなと思いました。
気になる点は、普通にそれなりの規模で自己資本比率20%がクリアできていて、決算書のケアがちゃんとできてる人だったら信金くらいなら軽くプロパーでそうな気がしました。
それと、隙間を埋めてくれるという点で面白いですが、保証協会を使っている時点で余分に費用がかかるわけなので、具体的な数字でどうなのかっていうのは検討してみたいですね。
実はあんまりハマるケースって少ないのかなとも思いました。使う具体的な金融機関とか、使う制度、具体的な数字次第のところもあるのかなと思いました。
まだまだ全容を把握しきれていませんが、
大変面白いセミナーでした。
自分の投資活動にもこれらの知見も取り入れていきたいなと思いました。