3日前のブログの内容とかかわる話です。
アパートを買う前に、戸建てや区分を買うのって金融機関に対して実績つくりができるのでプラスになるんじゃないの?って話があると思います。
それについて思う事をブログに書きたいと思います。
「区分や戸建て1戸の運営が、不動産賃貸業としての実績として認められて、次の融資のプラスになるのかどうか」に関してです。
私も最初は実績になると思ってました。
しかし実際にいろんな金融機関にヒアリングすると微妙に違うかなと思いました。
結論から言うと、
実績として認めてくれるところもあれば認めてくれないところもあるかなっていう印象です。
大前提として言えるのは、あきらかに融資NGゾーンの人は(数字的にあきらかに融資できない人には)融資はおりない。
これはそうだと思います。
そして、融資OK/NGの当確ライン上の人だったら、ひょっとしたらその実績がプラスになってOKになるかもしれないし、あんまり影響がないというケースもあるって話だと思います。
つまり一言で言うと、実績として認めてくれるところもあれば認めてくれないところもあるって事かなと思いました。
過去に、自分がお世話になっている金融機関に聞いた事がありました。
担当者が言うには、
「1億円とか数千万円の規模の融資を考える際に、そんな戸建て1戸とか区分1戸くらいの実績があったとしても、それが本当に不動産賃貸業として経営手腕があるって事にはならないでしょ」みたいな雰囲気で回答された記憶がありました。
確かに銀行の担当者の発する空気感を感じると、「まあそうだよな」って気分にもなりましたが、規模が小さくても実績があればプラスに働くって話も聞いたことがあるので、結局は金融機関次第なのかなって思いました。
それと公庫にも聞きました。
公庫の担当者に聞くと明確に回答がありました。
「不動産賃貸業には協力する」
しかし、
「サラリーマンの財テクには協力しない」
というスタンスのようです。
それで、「不動産賃貸業」と「サラリーマンの財テク」との違いは、
『規模』らしいです。(もちろん、それ以外にも基準があるのかもしれません)
数字は忘れましたが、10戸以上の収益物件を持っていたら事業になるって言っていたような気がします。
数字はかすかな記憶なので違っているかもしれません。
公庫だけでなく、不動産賃貸業には融資するがサラリーマンの財テクには融資しないっていうスタンスをとっている金融機関は多いです。
それで、3日前のブログの話に戻ります。
「規模を増やすなら、いかにアパートを早く買うのか」って話です。
上に出てきたように、金融機関は一定の規模感がないと不動産賃貸業として認めないケースがあります。
区分や戸建てを1戸もっていたとしても、それがすぐに事業だと認められる事は難しいケースがあるのかもしれません。
一方で、アパートを買うとそれだけで一足飛びで事業として認められる規模になる事になるのかもしれません。
そういう意味で、とにもかくにもアパートを買う事を目指すというのは意味はあると私は思っています。
アパートから参画するケースも、
戸建てや区分から参画するケースも、
どちらもいい点もあれば悪い点もあると思います。
いきなりアパートが無理な場合、
あくまでも一気にアパート狙いで動くのが最善の人もいれば、
区分や戸建てを買って積み重ねていくのが最善の人もいると思います。
今回のブログで言いたかったことは、どちらか一方が100%よいという事はないので、自分のとってどちらがよいかは自分で考える必要があるよ。思考停止でどちらか一方を選択してませんか?
という事が言いたいことです。
自分自身がどちらがよいのか自分で考えるべきだと思いました。