専業大家への道

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横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

入居25年からの電話

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1棟だけ自主管理をしています。

 

自主管理のために専用の携帯電話というのを設けています。

 

その携帯電話は基本的にほとんど鳴りません。

1年に1回あるかどうかです。

携帯が鳴るのはだいたいバッドニュースの時が多いです。

 

 

その携帯電話が先日、とうとう鳴ってしまったのです。

 

しかも、電話の着信相手を見ると、入居25年の方からです。

 

うちの築古には、入居30年の方と入居25年の方がいるのです。

当然の事ながら25年前の家賃で入ってくれているわけなので、この方も私にとってもVIPなわけです。

 

そのVIPからの電話って超怖くないですか?

 

えっ?退去連絡か???

という、ドキドキ感がある中電話を取りました。

 

 

私  「どうしましたか?」

 

入居者「更新契約の契約内容について相談させてください」

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その入居者さんとは、ちょうど契約更新の対応を行っている途中で、

どうやらその内容に関して相談をしたかったようです。

 

退去希望の話でなく、更新はやりたいという意思があるようで、とりあえず一安心しました。

 

 

話を聞いていると、原状回復の条件を前の大家さんと合意をしていたのだけれども、

それが今回の更新契約の内容で適切に記載されていなかったようです。

 

 

前の大家さんとの合意では、

原状回復の費用は入居者と大家とで折半をするという取り決めになっていたようです。

折半というのは結構入居者さんにとっては有利な条件のように思います。

20年以上も入居してくれていたのであれば、それくらいあってもいいかなとも思いますが。

 

 

それで今回は、入居者さんは原状回復のガイドラインの内容に準拠する形にしてほしいと言われていました。

経年劣化は、その経年の長さに応じて大家負担になるってやつですね。

 

 

経年に対する対応は前の契約内容でも生きているはずなので、経年劣化以外に対して、過去の文面では大家と折半、入居者さんの依頼の対応だと入居者負担になるので、感覚的に大家サイドに有利な修正になるような気がします。

 

しかし、入居者さんが希望されるならという事でそういう形で進める事になりました。

 

いいんかなーと思いつつも、こちらとしては「はい。わかりました」と、誠実に対応しました。

 

このアパートは、30年入居のおばあちゃんと、今回の25年入居の方の2名にかかっているので、できるだけ気分を害さないようにできるだけの心配りをしていきたいと思います。