専業大家への道

横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

アパート用地を買うまでの話・その3

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問い合わせた割安の土地。
接道部が共用地になっているので融資を付けるのが難しい土地のようだ。
そういう難がある土地だという事で安い値付けがされていたのですね。
あきらめモードに入り、検討候補から除外していました。

 


週明けの月曜日になり、せっかくなのでダメ元で懇意にさせてもらっているいくつかの金融機関にこの案件の融資の可能性を聞いてみる事にしました。

 


まずはS信金に問い合わせ。

 

私 「お世話になっています。」

 

信金「こんにちは。良い案件があるんですか?」

 

私 「まだ企画として検討していなんですが、融資の土台にのる案件か教えてもらえないでしょうか?」

 

信金「大丈夫ですよ~。どんな案件でしょうか?」

 

私 「実は、接道部が共有地(持ち分あり)という案件なんですが、融資は可能でしょうか?」

 

信金「全然大丈夫ですよ~」

 

私 「えっ?、大丈夫なんですか?こういうのを嫌う金融機関が多いと聞いたのですよ」

 

信金「今の時代、そういう奇麗な土地ばっかり取り扱っていたら仕事にならないですよ~」

 

私 「ありがとうございました。それでは実際に企画ができてお願いする事になった場合はまた融資の相談をさせてください」

 

融資が難しいと聞いていたが、S信金は融資が付く可能性があるようだ。

 

 

 

とりあえず、もう1つ懇意にしているK信金にも聞いてみる事にした。

 

私 「お世話になっています」

 

信金「どうしましたか?」

 

私 「実は検討しようと思っている土地があるんですが、
   そちらで融資がつく案件なのかどうかをお聞きしたくて電話しました」

 

信金「わかりました。どんな土地でしょうか」

 

私 「その土地というのは・・・・」

 

信金「その共有地がどういう状態になっているかで変わってくると思いますよ」

 

私 「そうなんですね」

 

信金「その共有地の科目ってどうなっているんでしょうか」

 

私 「そこまで情報をもらっていないです。。」

 

信金「わかりました。それでは住所を教えていただけたらこちらで調べますよ」

 

私 「ありがとうございます。住所は〇〇〇です」

 

信金「わかりました。調べますね。」

 

そこからしばらくして信金が連絡が、

 

信金「調べ終わりました」

 

私 「どうでしたか?」

 

信金「結論から言うと、うちでは融資は難しいです」

 

私 「えー!そうなんですか」

 

信金「市に道路として取り扱えるようにできたら融資がつけれるのですが、
   いまの状況だとそういう事はできず。融資は難しいです」

 

私 「ありがとうございました」


K信金は融資NGでした。

 

 


どうやら、融資を受ける際に、購入する土地に担保の設定をするわけなんですが、
他の人に持ち分を持たれている共有地に対して担保設定をする事が金融機関によっては嫌がるみたいですね。

 

融資は全然無理と聞いていたけど、1つの金融機関では融資がつきそうな気配です。


しかしながら、1つの金融機関で融資が出るからといって、それでは買いましょうというわけにはいきません。というのも、融資が付く金融機関が少ないというのは、出口で買える人が限られているという事になるからです。

きっと買いたたかれるという展開になるのでしょう。
そういう状態なので融資が付くから買っちゃおうという展開にはなりません。

 


ともあれ、1つの金融機関で融資がつきそうという事で、私の中で圏外から圏内に復帰したという感じですかね。
でも、まだ目線にあう企画が作れるメドがたっていないので、まだまだ検討候補の中でも優先度は下位という感じでしょうか。

 


そうこうしていると、土地の仲介からメールが送られてきたのでした。

 

 

<つづく>

 

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