流れた物件の話です。
久しぶりに良さげな建売アパートが出たので話を進めていました。
1番手でグリップもできていて、融資もフルローン。申し分ない状態。
売買契約に向けて話が始まるかなと思いきや、
アパートの業者が少し待ってくれというではないか。
どうやら土地は、まだアパート業者の保有にはなっていなくて、
土地のオーナーとアパート業者との間で土地の売買契約が締結しただけの状態だったようだ。
近日中に土地が引き渡されるので、それが完了したら私とアパート業者との間での売買契約をやりましょう。と。
しばらくしてアパート業者の担当者から連絡が入る。
「土地の売主さんが亡くなられたようです。しかしながら売買契約は生きているので問題ないです。ただ、この案件は相続案件になってしまったので、少し時間がかかるかもしれません。」
そういう連絡が入った。
少し雲行きが変わってきました。
ただ売買契約がすでに締結されているのであれば、
待ちさえすればなんとかなるかなという印象。
待つしかないので引き続き待つことにした。
それから少しして、業者から連絡が入る。
「相続した人が、『誰がこんな安い価格で売買契約を締結したんだ!』って騒いでいるらしいです。先方は弁護士を立てたようです」
雲行きがかなりあやしくなってきました。
『誰がこんな安い価格で売買契約を締結したんだ!』って、
しかも弁護士を立てたって。
闘う気まんまんじゃないですか。
<つづく>