専業大家への道

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横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

アパート用地の引き渡しまでの話・その4~教訓~

 


アパートにバルコニーが必要なのか不要なのか。

工務店がよく使っている審査機関はバルコニーは必要との回答が。

さあ、どうする?

 

 


過去の同じ事例を工務店に見てもらったうえで、そのPASS判定を出した審査機関に問い合わせてもらったらどうだろうかと、わんさんから助言をいただきました。

 

 


という事でさっそく工務店にお願いをする事にしました。

 

私  「過去に同じ事例で審査機関をPASSしているものがあるようです」

工務店「そうなんですね」
私  「これは〇〇の審査機関でPASSになっているようなので、そちらに確認してもらってもよろしいでしょうか」
工務店「わかりました。その審査機関に確認を取りたいと思います」

 


とりあえず、こちらの話は聞いてくれるというスタンスで進めれてよかったです。

 

 

 

それから数日後・・・・

 

 

 

工務店から連絡が、

 

私  「どうなりましたか」

工務店「審査機関とすり合わせをおこなったところ、条件付きでバルコニー無しでもOKとなりました」

私  「そうですか。よかったです。条件というのは?」

工務店「はい。自動火災報知機を設置しないといけない可能性があります。ここはもう少し確認いたします」

私  「そうなんですね。とりあえずバルコニー無しという事で了解しました」

 


という事で、バルコニー無しでいけそうです!

ほっと一安心です。

 

 

 

バルコニー無しだと、その分の面積を部屋の居室の面積に割り当てる事ができるし、
バルコニーの工作物を作るコストを削減する事ができます。

 

そして今回は、(延床面積を200㎡未満にする事が大前提なのですが)さらに居室は20㎡以上にしたいという事でもう一つ対策をする事にしました。

 

階段です。
本当であれば、かっこよく内階段みたいにしたかったのですが、そうすると延床面積に階段の面積を入れる必要がでてきます。今回は、開放性のある外階段にする事で、延床面積に階段部の面積を含めないようにし、結果、各居室の20㎡以上にする事ができました。

 

 


まとめるとラフプランとしては、


バルコニー:有り→無しに変更(コストダウン、面積確保)
階段   :内階段から外階段に変更(開放性を持たせて延床面積から除外)
各部屋面積:19㎡→20㎡に拡大
というふうにラフプランを変更する事にしました。

※木三共に該当しない。準防火地域。200㎡未満で45分準耐火。

 


やはり部屋の面積が19㎡と20㎡というのは結構違うかなと思います。外階段のところは不満なんですが、まずまずの着地点になったかなと思いました。

ポータルサイトの検索項目に面積の項目があって、そこでフィルターで20㎡以上というのがあるので。

 

 

あらためて今回の話の振り返りですが、、

 

今回はおもしろい事例だったと思います。
2人の建築士が違う見解を示すという。
しかも審査する側の審査機関も異なる見解を出すというのは興味深いですよね。
どうやら法規に直接的に明示されている内容ではなくて、ある解釈があった上でのそういう結論が導出されるという感じの内容のようですね。(間違っていたらすみません)

 

毎年たくさんの収益アパートを建築している今回の工務店建築士ですらこういう事になるわけですから、建築士の実力や手腕がまちまちだという事はいい勉強になりました。

また、専門家の言っている事を鵜呑みにしないで自分で腹落ちさせないといけないというのが良い教訓になりました。

 

今回はわんさんにセカンドオピニオンという事で入ってもらって本当によかったです。
おかげで居室が19㎡が20㎡オーバーになりました。これは結構大きいです。

 

 

助言をいただいた、わんさん、黒神さん、ありがとうございました。

 

 

 

<つづく>

 

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