不動産投資を始める時に、何も考えず「とりあえず区分から」と言っている人へ思う事です。
今回のブログの前提として、最終的には1棟物を所有する事を目的としている人の話です。(1棟物を買う前に、練習で区分を買おうとしている人に対して思う事です。)
区分投資がうまい人の影響をうけて、練習と称して、思考停止して、とりあえず区分を買うという人が結構います。
なんかもったいないなーと凄く思うのです。
まず思う事として、区分投資はキャピタルゲイン狙いのためのものですよ。
いまのご時世、インカムゲインはうすーいのがほとんどです。
区分で儲けるのは、ほとんどのケースがキャピタルゲインですよ。
まず手始めに、区分の家賃収入で一儲けしてと思うのかもしれませんが、区分と1棟物は収益構造が大きく違います。
区分で儲けるというのは、売買を繰り返して、キャピタルゲインを狙うというのが基本なんじゃないでしょうか。
そういう区分転がしのテクニックを持っている人が、区分転がしをして資金を集めるっていう事なら良いと思います。
それはいいとして、少し脱線しましたが、本題に戻りたいと思います。
若い人が、アパートを買う体力がない場合は仕方がないと思います。
アパートが買える体力をつけるために、しかたなく区分をするというのはわかります。
一方で、アパートを買う事ができる体力があるのに、練習したい!という事でとりあえず区分を買う事が凄く勿体ないなと思うのです。
また、その練習と称する区分購入なんですが、300万円とか安い区分とかだったらまだいいと思うのですが、3千万円とかの高い区分を買っちゃうんですよ。
仮に、1億円の借金ができる属性の人間だったとして、
3千万円くらいの区分を3戸ポンポンポンっと買っちゃゃうんですよ。
1億円しか、借金のライフゲージがないのに、練習の区分で9千万円の枠を使ってしまう。
練習が終わって、勝負の1棟物を買おうと思う時には、もうこれ以上借金できませんっていう状態になっているわけです。
そうなると、もうお手上げですよ。
もしくは、少々損を覚悟で売っちゃうか、5年待って売却するか、ということろでしょうか。
なんか凄く勿体ないなーと思うのです。
お金がもったいないし、時間ももったいないです。
そして、区分の見る目と、1棟アパートの見る目は全然異なります。
費やすエネルギーがもったいないです。
練習というのもわからなくはないですが、
時間は有限だという事と、なによりも借金ができる枠というのは限られているんだという事は頭の中に入れておくべきだと思います。