インカムだけで純資産を増やして規模を拡大するスピードとみんなが目標にしている拡大のスピードって1ケタ違います。
前者の方が1ケタ遅いって意味ですね。
同じ規模の物件を買い続けるとして、
毎年のインカムの大きさって物件の価格の1ケタ%です。
1%とか2%です。
1億円の物件だったら、毎年100万円とか200万円とかそういうオーダーです。
物件を買うのに、どれくらい手出し金が必要でしょうか。
自己資金10%だとしても諸経費7%くらいかかるので物件の価格の17%のお金が必要です。
先ほどのインカムが1%、2%必要と言っているのに対して物件を買うのに17%かかるわけです。
どちらの条件によって数字は変わりますが、
ざっくり1ケタ違うわけです。
よくアパートを毎年買いたいとかそういう話をききますが、
購入してそのCFを元手に次の物件を買うのだとすると、物件の買いたいスピードと実際にCFが貯まってそれで次の物件を買うというのは1ケタスピードが違うわけですよ。
もちろん2棟買ってそれらのCFで次を買うというのであれば、
インカムの貯まり方は早くなります。
でも、ざっくり保有物件数を1ケタ多くしないと
思っているスピードで買っていくのは難しいです。
それのためにどうやっていくのかというのが
不動産投資の肝なのかもしれません。