先日、超短期で急拡大された投資家さんの事例を聞いた。
超短期でそんな規模まで拡大したってスゴイなって思ったのが第一印象なんですが、
自分なりにじっくり考えると不思議な感じがしました。
当然、融資を使って物件を買っていくんですが、融資が出るための物理法則みたいなものがあるんですよ。
(正しくは「物理」ではないんですが)
リンゴは下に落ちるみたいな基本原理みたいなものがあって、
そういう常識みたいなものを完全に無視したような融資の出方が行われているような気がしました。
こういう資産状況になってないとこれくらいの融資は出ないだろう的な。
売却のサイクルを効率的にされているのかなとも思いました。
買うだけでなく、売却をはさむと拡大のスピードはアップします。
購入→売却→購入→・・みたいなサイクルを迅速してされて、
資産を急拡大したのかなとも思いましたが、
そもそも短期間でそんなサイクルは何回も回せません。
不思議だ。
と思っていたんですね。
今までの人生でいろんな投資家さんを見てきました。
短期間で一気に物件を買われた人というのは、若干名ですが知っています。
その人は地主さんで、不動産投資を始めて、
地主さんパワーをふんだんに使って一気に規模を増やした人でした。
今回のその事例のスピード感というのは、
その地主さんの事例の時以来のスピード感だなという感想を持ったのですが、
その瞬間分かったような気がしました。
その超短期間で一気に規模を増やした投資家さんも、それに近いような資産を持つとかなにかしらのものを持たれていたんでしょうね。
それなら不思議な事はまったくないです。全てが納得ですよ。
でもこういう事ってたくさんあると思うんですよ。
そういう事を隠しておくと、
超短期間で規模を拡大した凄い人っていう事になるんですが、
もしもその人が地主さんだったとすると、
地主さんの財テクの話を聞いているだけという話になります。
実際の話、世の中で物件をたくさん買っている人は、
多かれ少なかれそういう感じの人がほとんどなんですが、
なんでもそうなんですが、
ものごとを、見えているところだけでなく、
ちゃんととらえないといえけないという教訓だという話ですね。