少し前の話。
知人が新築アパートを購入した事を聞きました。
購入してからしばらく時間が経過していたのに入居者がゼロのようでした。
ちょっと立ち話みたいな感じで話を聞きました。
アパートの立地や仕様。そして家賃など。
一瞬で全体像が見えてきました。
家賃が高くて入居が付いていないパターンのヤツですよ。
というのも、その方の買われたアパートは、少し弱めの〇〇の立地。
駅からも少し離れているのにもかかわらず、家賃が高いですよ。
もっと好立地で駅から近い私が保有しているアパートよりも家賃が高いですよ。
そりゃー、そんな家賃が高いと誰も入る人はいないでしょう。
本人も気づいているのかもしれないし、
本人の戦略で意図的にそういう事をやるという事もあるし、
何よりも助言を求められているわけでもないので何も言わずその場を離れました。
それから半年が経過し1年が経過し、
まだ満室になっていないという風のうわさを聞きました。
その方の知人でご意見番みたいな人がいるようで、その人にいろいろ助言をもらって対応をしているというのを聞きました。
どういう対策をしているのかみたいなのも聞きましたが、あんまりやっても意味のないようなものばかり。
他人事だけど、なにやってんの?って印象を受けました。
それからしばらくして最終的に家賃をさげて満室になったようですが、
なんで1年もかかるの?っていうのが正直な感想です。
はっきり言って、そんなくだらない対策なんてしないで、適正家賃にすれば最初の繁忙期で満室にできるのになと思います。
おそらく家賃の事は当人も途中から理解していたのかもしれませんが、下げたくないという事情もあったんでしょうね。
しかしながらその気持ちが原因で大きな機会損失を招く形になっていたのかもしれません。
あと管理会社との親和性というのもあったと思います。
想定家賃が高すぎたというのと、
管理会社がその物件と親和性が悪かったですね。
しかも、なんらかの理由で管理会社も変えれない(変えたくない)みたいな事があったようです。
基本的に新築で入居付けできないのは家賃が高すぎるだけですよ。
もちろん管理会社との兼ね合いというのもありますが、それは細かい枝葉のところだと思います。
第1要因ではなくて第2、第3の要因です。
1番の要因は家賃設定だと思います。
(特に今回のケースだと)
事前のリサーチは、ちゃんとやっておきましょう。