少し前に思った事です。
経営を安定的に進めるために、自己資本比率を気にしています。
ざっくり言うと、純資産に対してどれくらい融資を引いているかっていう指標みたいな数字です。
自分の中に、自己資本比率としてこれくらいの数字以上をキープしておこうかなというものを持っています。
それで、その数字より下の状態は、法人としてリスクが高い状態で悪い状態、
その数字より上の状態は、法人としてリスクが低い状態で良い状態というに考えています。
ここの認識が人によって違うなと思ってきています。
『凄腕の投資家は資金調達名人』という言葉があるようで、
スゴイ投資家さんは、そういう数字はまったく気にしないで、
どんどん資金調達をするようです。(融資を受ける)
私が考えている基準以上に、どんどん融資を引くという事ですね。
おそらくその投資家の目線だと、
「自己資本比率が低い人」イコール「凄腕の投資家」
という基準があるのだと思います。
ここ、私が考えていた価値観と完全に反対でした。
どんどん融資を受けて物件を買えば、純資産はあとからついてきます。
そのうち自己資本比率も改善するわけです。
すでに基準とする自己資本比率になっている状態で、
そろそろ新たに融資を受けるのは控えておこうかと思う私に対して、
これからが本番とばかりに新たに融資を目指すという達人との考え方の違いですな。
目からうろこでした。
こういう感覚は、本に書いてるような話ではないと思います。
スゴイ人、いろんな人と話をしていく中で得られる境地なのかもしれません。
いろんな人と時間を共有する事で、
その人の投資の世界観や見ている景色を共有できるという事ですね。
勉強になります。