2~3年前の話です。
あるアパート用地がありました。
アパート以外は向いてないような土地です。
ちょっと割高だったので、手が出ませんでした。
そのアパート用地は良い面もあれば悪い面もあるんですが、なかなか値段が高かったんです。
売主的には、ホールドは考えてなくて売りたいようです。
でも、なかなか買い手が付きません。
しばらくして値段が下がりました。
もともとビックリするくらい高かったので、値下げはそうだろうなって感じでした。
でも、まだちょっと高いです。
やはり売れません。
私的にも、あともう少し値段が下がれば、こちらとしては良い感じなんだけどなーという状況。
そこで私は指値をしました。
正直妥当な値段だと思います。
しかしながら指値は、あっさりと却下。
あの土地にそんな価値はないと、「値下げしろ」光線を発し続けておりました。
そこから年単位で経過。
最近はウォッチングしていませんが、
おそらくまだ売れてないんじゃないですかね。
知らんけど。
アパート建築を狙う者からすると、
この2年間で建築費が激増して、これまでの土地の値段では採算があいません。
いま、当時の指値が通ったとしても、
建築費が高くなっているから同じ目線ではアパートは作れません。
ですので、もっとどぎつい指値が通らない限り買えません。
売主目線で言うと、
完全に売り時を逃してしまっているんじゃないでしょうか。
あのとき、私の指値を受けていてくれていたらサクッと売れていたのに。
高く売るスケベ心のせいで完全に売る機会を逃してしまったような気がします。
私の指値を拒否ったから結果、売り時を完全に逃してしまったんと違うの???
って心の中で強がっております。