不動産投資は歪探しです。
近年で一番大きい歪の1つに新築アパートがあったと思います。
新築アパートと築古アパートの利回りの差がほとんど無いという歪です。
新築なのに高い利回りのアパートが獲得できました。
完全に歪があったと思います。
特に、土地から新築をしているとすごく高い利回りの新築アパートを作る事ができました。
下手したら、築古アパートよりも高い利回りで新築アパートを作る事ができるくらいの水準です。
新築アパートだと、寿命がまるまる残っていますし、
修繕もほとんど必要になりません。
融資も付きやすいです。
耐用年数が残っているので、次の融資も付きやすいです。
まさにいう事ない手法です。
でも、最近は土地や建材が高騰して、これまでどおりの利回りで新築アパートを獲得する事が難しくなってきました。
土地やけ建材が高騰して高くなってるという事もありますが、安く作れる案件があったとしても争奪戦になります。
この歪に対して、たくさんの人がその存在に気づいてしまって、その歪が無くなってしまったという側面もあるのかもしれません。
いまだと、高い利回りの新築アパートを作るのは難しいです。
せいぜい薄いCFが出る程度のものしか作れません。
でもこれって本来の姿なのかもしれません。
不動産投資を一番最初に本などで勉強した際は、本でこういう事が書かれてませんでしたか?
新築は、寿命が長いですが利回りが低くてCFが取りにくい。
築古は、寿命が短いですが利回りが高くてCFが取りやすい。
まさしく本来の姿になってきたのかもしません。
ただ補足しておくと、上の内容でいうと、
築古の利回りの結構低くなってきているんですよね。
築古と新築の利回りの差はある程度あるのだけれども、その利回りの絶対値として凄く低い水準になってきているという状態ですね。
新築アパートの歪は、これからどうなっていくのでしょうか。
これからも徐々にその扉はさらに閉じられていくのでしょうか。
それとも再びその扉は開くのでしょうか。
正直私は、あまり楽観的な状況にはならないと思っています。
ですので盲目的にそれ一本を追いかけ続けるのは怖いかなと。
次の新しい歪を探して日夜、不動産投資活動をしていきたいなって思います。
あまり知られていない儲かる歪みはどこにあるのでしょうか。