専業大家への道

横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

もう一つのライフポイント

 

不動産投資で、キャッシュがライフポイントだってよくいわれていますが、もう1つあります。

 

 

資産と債務の差です。

 

 

少し不動産投資のフェーズが進むと、キャッシュよりはこちらの方を重要視する事になると思います。

 

 

いわゆるバランスシートで資産超過になっているか債務超過になっているかって話です。

 

それで、どれくらい資産が超過しているのかっていう数値がもう一つのライフポイントです。

 

 

この数値がゼロ(マイナス)になったとしてもすぐにゲームオーバーにはなりませんが、多くの金融機関から融資が引けなくなってしまいます。

ですので重要です。

金融機関の中にはこの数値を見ない所もあるので、そういう世界で勝機を見出す人もいます。

 

 

物件の価格と評価額の乖離というふうに考えてもいいです。

 

都内のいい立地の物件を買うと、価格と評価額の乖離が大きいので、このライフポイントを大きく消費してしまいます。

 

郊外で物件を買うと、価格と評価額の乖離が小さいので、このライフポイントはあまり消費しません。

 

 

いわゆる土地値物件というのは、価格と評価額がイコールなので、ライフポイントの消費がゼロというわけです。

 

 

首都圏で不動産投資をやっている以上、多くのケースでこのライフポイントを消費して物件を買うって事になります。

首都圏で不動産投資をする際の宿命みたいなものですね。

かなりの田舎に行けば、価格より評価額の方が大きいというケースも出てきますが首都圏の周辺だとそういう事はほとんどありません。

 

 

贅沢ポイントみたいなものです。

 

リッチに都内のいい物件を買おうと思うとかなり消費しますし、

郊外の物件だったらあまり消費しないのでね。

 

このライフポイントは少しづつ回復します。

CFで増えるというのもありますし、

借金を返済すると回復します。

(物件の評価も経年で減りますけどね)

 

 

このライフポイントをどう消費していくのかっていうのが、投資家の腕の見せ所なわけです。

 

頭の使い所です。

 

 

金持ちのセレブは、値札(どれだけ債務超過しているのか)を見ないで都心のいい物件を買っちゃうのかもしれませんが、
普通のサラリーマン投資家は、がっつり吟味をして買うしかないのです。
 
今回は、贅沢してライフポイントを大きく消費して物件を買っちゃったので、次回は、ライフポイントをできるだけセーブして物件を買おうかとか。
 
しばらくは、ライフポイントを貯めておこうとか。
 
 
でも、このライフポイントをたくさん消費する物件の方が世の中的に価値が高いんですよ。
土地値物件はこのライフポイントは消費しないけど、ガラクタみたいなものが多いです。
 
不動産投資の最終目標は、このライフポイントの消費が大きい誰もが欲しがる物件をいかに集めるのかっていう話もあります。
 
 
いずれにせよキャッシュ以上に、そのライフポイントの出し入れっていうのは重要なんじゃないのかなって思っています。
 
 
 

それなりの規模になっり、

年間のライフポイントの回復だけで、

次の物件のライフポイントの消費がカバーできるくらいになってきたら

不動産投資として次のフェーズに進むって感じなんじゃないでしょうか。

 

 

当面は、値札を吟味しながら、早くそういうフェーズに行きたいものですね。