不動産投資で、キャッシュがライフポイントだってよくいわれていますが、もう1つあります。
資産と債務の差です。
少し不動産投資のフェーズが進むと、キャッシュよりはこちらの方を重要視する事になると思います。
いわゆるバランスシートで資産超過になっているか債務超過になっているかって話です。
それで、どれくらい資産が超過しているのかっていう数値がもう一つのライフポイントです。
この数値がゼロ(マイナス)になったとしてもすぐにゲームオーバーにはなりませんが、多くの金融機関から融資が引けなくなってしまいます。
ですので重要です。
金融機関の中にはこの数値を見ない所もあるので、そういう世界で勝機を見出す人もいます。
物件の価格と評価額の乖離というふうに考えてもいいです。
都内のいい立地の物件を買うと、価格と評価額の乖離が大きいので、このライフポイントを大きく消費してしまいます。
郊外で物件を買うと、価格と評価額の乖離が小さいので、このライフポイントはあまり消費しません。
いわゆる土地値物件というのは、価格と評価額がイコールなので、ライフポイントの消費がゼロというわけです。
首都圏で不動産投資をやっている以上、多くのケースでこのライフポイントを消費して物件を買うって事になります。
首都圏で不動産投資をする際の宿命みたいなものですね。
かなりの田舎に行けば、価格より評価額の方が大きいというケースも出てきますが首都圏の周辺だとそういう事はほとんどありません。
贅沢ポイントみたいなものです。
リッチに都内のいい物件を買おうと思うとかなり消費しますし、
郊外の物件だったらあまり消費しないのでね。
このライフポイントは少しづつ回復します。
CFで増えるというのもありますし、
借金を返済すると回復します。
(物件の評価も経年で減りますけどね)
このライフポイントをどう消費していくのかっていうのが、投資家の腕の見せ所なわけです。
頭の使い所です。
それなりの規模になっり、
年間のライフポイントの回復だけで、
次の物件のライフポイントの消費がカバーできるくらいになってきたら
不動産投資として次のフェーズに進むって感じなんじゃないでしょうか。
当面は、値札を吟味しながら、早くそういうフェーズに行きたいものですね。