税金の還付自体は普通の話ですが、それらを使ってどうやって拡大するのかという所の話。
元々疑問に思っていた以下のポイントもわかってきました。
(1)利益の先食いだけなんじゃないの?
4年間で減価償却が消えて税金がかかるようになりますし、売却時に簿価が大きく減っているので売却益で税金がかかるの。つまり利益の先食いになる点。
それに対する考え方。
収入が大きい人に対するスキームなので、毎年500万円とかそれくらいのオーダーで還付がある。
4年で2千万円とかそれくらの規模でキャッシュがふえる事になるのでそれを資金にどんどん物件が買う事ができる。
4年で減価償却が切れても新しく購入する物件で減価償却が取れるし、
どんどん拡大していき資産も増えるので基本的に売却というのは重要でないという考え方。
後から出てくるデメリットは規模拡大で相殺するという考え。
逆に言うと順調に規模拡大できていないと「行って帰って」になる。(うま味がほとんどないという事)
(2)融資がつくのか?
赤字で融資がつくのか?
上位の銀行とかだったらNGになるんじゃないでしょうか。
このスキームを使う時点で使える金融機関はかなり限定されるというのはあると思う。
ただ基本的な考え方は圧倒的なキャッシュで買い進めるという考え方。
良い融資条件で買っていくというよりは、現金の大量投入ありきで買うという考え方。
自己資金3割とか4割くらいの融資でも全然OKというスタンス。もちろん現金買いもありというスタンス。
現金の大量投入ありきで、高い自己資金OKというスタンスで融資をもらう。
まだまだ細かい所は把握しきれてないと思いますが、ポイントはこういう感じなんじゃないでしょうか。実際にこういう手法で拡大している人はたくさんいるようですね。
ただこれは年収が3千万円を超えるくらいの高収入の人でないとハマらない手法だと思います。CFの何倍もの還付金があって、足を止めることなくどんどん拡大できるから成り立つところはあると思います。
でも、そこまで高属性の人だったらわざわざそういうスキームを使わなくても、収益還元系のいい金融機関で新築の何かを買えばそれなりのスピードでそれなりの規模を作れると思うんですが、どっちの方がいいんですかね。(ちゃんと比較できてませんが)
新築だと与信がなくなった時にどうするのか?という対策をしておかないといけないので、その分こちらの方がずっと買い進めれる可能性が高いという事なんですかね。
ただ、還付金を最大化するために設計された手法であり、赤字ありきで、使える金融機関も限定され、その結果大量の築古物件が手元に残るという状況をどう考えるかですよね。
投資家というのは、真に価値のあるものをいかに割安に手に入れるのかという事だと思うので、寿命の長い新築でなく、耐用年数超えの築古ばかりを大量に所有するというのをアリとするのかナシとするのかという、投資家の考え方によるところが大きいかもしれませんね。
いずれにせよ。第一歩目ですべてが決まると思います。
全くの猿真似はできませんが、重要なエッセンスだけはいただいて、自分の進め方に活かしたいなと思いました。
いろんな手法の話を聞くのは勉強になりますね。