専業大家への道

横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

契約書をどう作りこむか

 

 

契約書をどう読み込んで、どう作りこんでいくのか。

 

 

契約書でもいろいろあると思います。
よくあるのが宅建協会かなにかのひな型をベースに使って、必要なところを修正する形で作られた契約書のパターン。

そういう契約書を読む場合は、そういうひな形のベースのところはさらりと確認しておて、特約とか、重説とか、その物件ならではの所を重点的に読み込んでいくのがポイントかなと思います。

独自仕様の契約書だったら大変ですけどね。

 


そして契約の内容に関して、自分と相手との間で条件の綱引きを行うわけです。

そういうのはもはや法律的な知見があるのかないのかというよりは、当然法律的なベースがあった上での話なんですが、個人的な取り決めの話になってくると思います。

 


そういう意味で、よく不動産投資の初心者の人が、専門家にリーガルチェックをお願いするのをよくみるのですが、そういうのって必要なのかなって思ったりします。
まあそれは人それぞれかもしれませんがね。

 

 

話はもとに戻しますが、ここの条件の綱引きが契約書における一番重要なポイントになるわけです。

いかに自分に有利な条件を盛り込んでもらうのかって話ですね。

 


よくSNSなどを見ていると、
売主に瑕疵担保責任を認めてもらうべきですか?とか、
どういうしたら有利な条件で契約できるでしょうか?
みたいなシーンを見る事が多いです。

それを受けてあーだこーだと話をしているのを見ます。
でも、私はそういう話ではないと思っています。

 


まず思う事としては、
契約というのは、売主と買主のパワーバランスの上で成り立つものです。

 

大原則として、
売主が強ければ売主有利の条件になりますし、
買主が強ければ買主有利の条件になります。
ただそれだけです。

 


売主が強い状態にもかかわらず、買主有利な条件をのんでくれ!と持ち掛けても
「何言ってんの?」となるだけです。

下手したら挑戦権をなくしてしまうかもしれません。

 

初心者の人や経験の浅い人は、
そういう微妙なパワーバランスがあるという事をまず知るべきです。

 

そしてその上で、
買主有利なときはドンドン攻めた条件を持ちかけたらいいですし、
売主有利なときは、それを踏まえたうえで交渉をしていけばいい着地点を見つける事ができるという事だと思っています。

 

 

契約書の落とし込みをしていく際はこういうパワーバランスがあるという事を理解した上で作戦を考えるのがよいかなと思います。