不動産投資は歪探しです。
基本的に、価格と価値は比例しているのですが、
価格以上に価値があるとか、その逆とかがあるのです。
それが歪です。
基本的に、投資家は価格以上に価値があるものを探すというのが、やるべき事のど真ん中です。
この1年はずっと土地探しばかりしていました。
土地探しの対象のエリアは結構広いです。
基本は横浜や川崎あたりが中心なんですが、神奈川県全域も見てますし都内も見ています。
当たり前の事ですが都内が一番高いです。
都内から離れると徐々に土地の価格は安くなります。
神奈川県の西の方まで行くと結構安くなります。
ここで言っている「高い」とか「安い」というのは統計的な数値で言ってます。
土地1つ1つが高いとか安いとかそういう話でなく、
一番わかりやすい例でいうとそのエリアでの平均値が、高い/安いという事を言っています。
都内の特定のエリアの土地の平均値は高い。
神奈川の西の特定のエリアの土地の平均値は安い。
なんでこんな言い回しにしているのかというと、
都内も安い土地はあるからです。
神奈川の西の方でも高い土地があるからです。
都内の安い土地よりも神奈川の西のエリアの高い土地の方が高い事は全然普通にあります。
ただ、都内の方が高い土地の方が多いですし、
神奈川の西のエリアの方が安い土地は多いです。
それらをひとくくりで言うために、
都内の土地の平均値は高い、
神奈川の西の土地の平均値は安い、と言っています。
まあ、あたりまえの話ですね。
そして、確かに都内の土地は高いですが、土地1つ1つを見れば安い土地もあります。
当然のことながら、神奈川の西のエリアでも土地の価格は平均値でいうと安いですが、その平均値よりもはるかに安い土地というのは1つ1つの事象をみれば同様に存在しています。
これはあたり前の話です。
我々投資家は、そういう平均値・その土地の平均価格よりはるかに安い土地を買うという事になるのです。
平均値とは全く関係のないような、1つ1つが「奇跡的に安い!」みたいな案件の土地を買っていくのです。
それで今回言いたい事は何かというと、
平均価格が低いエリアよりは、平均価格が高いエリアの方が、割安な土地を買えるチャンスがあるんじゃないのかなと最近思ってきたのでした。
理由は、土地の価格自体が高く、売買されている土地の数が多いからです。
不動産事情の話でなく、統計的な考えで言っています。
統計の世界で言うと、
ある分布があるとして、平均値と分散値(分布の広がりの意味)で説明するという話です。
この話は単なる思い付きレベルの話なんですが、こういう所に歪があったりしないだとうかと最近思っています。