コロナの感染者が増加し自粛が求められる中、一方で経済活動もこれ以上止められないという事があげられています。コロナについて私の考えを書きたいと思います。
ものごとにはいろんな側面があるのですが、今回は極めて一方の面を強く主張した内容で書いてみました。（あくまでも１つの側面というトーンで読んでください）
いまは図１のような分布になっていると思います。
図１の横軸は、人の種類を表したもので、リスクの高い順にソートしたものです。（いろんな人たちがいるよという軸です）縦軸はそれらの人に対する感染のリスクです。
図１
横軸は例えば、歌舞伎町で水商売をしているような人たちのや、岩手県でいえでこもっている人など、いろんな人たちがそれに応じたコロナの感染のリスクの度合いに応じて並び替えたような図です。
感染のリスクの高い人を左側に、感染のリスクの低い人を右側に並び替えたという図です。
あくまでも簡単に説明できるようにわかりやすい例をあげているだけで深い意味はありません。
歌舞伎町で水商売をやっている人は横軸でいうと一番左のところになるんじゃないでしょうか。（思いっきり偏見ですね）その感染リスクは１０という事にしておきましょう。（数字に意味はない）
岩手県で家にこもっている人は、横軸でいうと一番右のところで、その感染リスクは１という事にしておきましょう。東京に住んでいていろんな人と接する機会の多い人は左の方になっていきます。
横軸の全集合は日本の全人口になります。
いま日本で感染している人口を考えると横軸の幅に対して、（自覚症状が無い人がいるので、無自覚の感染者が報道されている感染者より１０倍いると仮定してもかまいません）リスクがそこそこある人たちは、横軸の全幅に対して極めて一部分である事がわかります。
まず１つ目として言いたいことは、全横軸においてリスクのカーブが立っているのは
割合的に極めて小さいという事を頭にいれておいてください。
次に図２です。
それを踏まえて、赤線が国が規制をかけている際のイメージ図です。
図２
法律というのは最低レベルに対して規定されます。
日本にはいろんな人間がいます。
１を言えば１０わかる人もいれば、１を言っても0.1しか理解できない人もいます。
コロナだから気をつけろ！と言われて、きっちり家で自粛する人もいれば、
我関せずで遊び惚ける人もいます。
法律やルールというのは、最低レベルの人間に対して設定されるものです。
リスク１０の人に対する規制が国として発令されて、結果それが日本全国の住人に対して同様の規制が求められるようになりました。これは４月の緊急事態宣言です。
日本全国一定の規制です。
歌舞伎町の水商売のリスク１０の人も、岩手県で家にこもっているひとリスク１の人も
同じルールで規制がかけられているのです。
はっきり言って、岩手県の人からしてみれば、あきらかに過剰な規制であると思います。
ごくわずかな人数のリスク１０の人に引っ張られて、日本全国の人たちがほとんど効果が薄い厳しい制約を守らないといけないという構図になっています。
本当であれば、図３のように、リスクに応じて適切な規制を行うべきなのです。
図３
なんでそれをやらないのか？
それは単純に大変であったり、ルール化したうえでやるのは難しかったりするからです。
それを踏まえてどうればいいのか？
自分がこの図でいう右側にいる人間なのか、
左側にいる人間なのか？
それは本人ならわかるはずなのです。
そんなに細かく自分が横軸のどこにいるのかというのは知る必要はありませんし、
そんなに明確にわかるものでもありません。
東京でたくさんの人と接する機会の多い人は左側だと思いますし、
テレワークで家でこもっている人は右側になってくると思います。
あなたはリスクが大きいから規制を厳しくとか、
あなたはリスクが小さいから規制を緩めてとか、そんな事は国は知りませんし、個別に指示が来るわけではありません。最低ラインの基準からの指示しか来ません。
自分で判断をすればよいのです。いや自分で判断するべきなのです。
自分で判断ができない人は、おとなしく国の指示に従ってください。
国があーしろ、こーしろと言っているからといって、
思考停止してただただ厳しい自粛や意味のない自粛をやっていたらダメですよ
という事を言いたいのです。
