専業大家への道

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横浜で大家業をしてるサラリーマンのブログ

越境について専門家に聞いてみた

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先日のブログで、所有している築古アパートにて、お隣さんが作った花壇が越境している事を書きました。

 


今日のブログはそこからの話です。

 

 

越境が判明し、どのように対処するべきか情報を集めました。

話を聞いていると、10年以上そのままにしていると、時効によりその土地が奪われてしまう可能性があるという事でした。

 

なんらかの意思を先方に示す必要があるようです。

 

という事で、弁護士さんと司法書士さんの無料相談に行ってきました。

 

<弁護士さんのコメント>

時効や境界が不明確になるので、越境をやめてほしいという主張はするべき。

去年に、隣地境界の同意書をお隣さんからもらっているので越境を主張すればよい。

まずは手紙でこちらの意図を示すことから。

もしも対処してもらえない場合は、調停や訴訟になる。

その弁護士さんに、調停や訴訟をお願いした場合は、着手金で30万円、最後に40万円で、合計70万円くらいかかる。

 

つづいて、司法書士さんにも相談しました。

 

司法書士さんのコメント>

こちらの主張は行うべき。ただこちらがへりくだって手土産を持っていくとかはやらない方がいい。へりくだった対応だと逆につけあがられて、無茶な事を言われるケースが多い。とりあえず最初は手紙を出して、話をしてくれる人なのかどうかを見極めるべき。もしもこじれた場合は、そこから専門家に入ってもらったほうがいい。最初から専門家を入れると感情的になってしまって、逆にややこしくなる。少額の規模であれば、弁護士でなく司法書士でも調停や訴訟の対応をしてくれる。小規模なら司法書士で対応可能。司法書士さんにお願いした場合は、合計で20万円~30万円くらいでやってもらえる。

 

ふむふむ、なるほど。

実は、最初に別の人に相談した際に、

当事者同士の交渉でケンカになったら問題が大きくなるので、絶対に間にだれかをいれるべきだと助言をもらったのでした。

(間に入ってくれる人は仮にダメだったら変えれるが、当事者は変わる事ができないので、必ず間に誰かをかませた方がいいというアドバイス

 

当初は、直接相対するのでなく、間にはいってくれる代理人みたいな人を探していたのですが、いろんな人に聞くと最初のアプローチは当事者で話をした方がいいという事がわかってきました。

いきなり法律の専門家をかませると、どうやら相手は戦闘モードになるようですね。

 

という事で、最初は当事者の自分が先方にコンタクトを取りたいなと思います。

 

法律の専門家2人に聞いてこちらが実施しようとしている対応は、

 

(1)最初は手紙で越境している事とそれを解除する事をお願いする。

 

(2)その手紙では、具体的こうしてほしいとかお願いする形でなく、先方がどのような反応を示すかを見るためにやんわりとした内容にとどめ様子をみる。

 

(3)対応してもらえなさそうな場合は、弁護士でなく司法書士に入ってもらう。

まずは内容証明の郵便で事実内容を送るところから。

 

ポイントとしては、こちらに正当性があるので、決してへりくだらない。

かといって乱暴な文面でなく、極めて丁寧な手紙を送る。

 

あと、一点気になっていたところとして、

そのアパートの住人がそのお隣さんの壁に手すりを設置していてトラブルになっているという点。このアパートのオーナーとして、このあたりをどう考えるべきかも司法書士さんに聞きました。

その司法書士さんが言うには、その手すりの件は、お隣さんと手すりを設置した住人の2人の間の話なので、オーナーは無関係の話であるという。

 

ひょっとしたらお隣さんは、その手すりの件があるので、(お互い様という観点で)こちらに越境しているという事を考えているのかもしれませんが、それは全く独立した話であるというふうに考えるべきだという事みたいです。

 

 

なるほど、専門家の意見はとっても参考になりました。

 

間に専門家を挟むや、菓子折りを持って直接うかがって話をするとか、いろいろ考えていたのですが、シンプルに手紙でお願いをして、様子を見ようかなと思います。