今回のブログは物事を一方向から見た(偏った見方の)内容です。
まずは価格の安い区分から不動産投資に参画して経験を積んでから他の大きな規模の物件を買っていくと青写真を書かれている方がおられます。
区分で成功されている方もたくさんおられると思います。
でも、私のなかでは区分の投資って結構難しいんじゃないのかな~って思ってきています。
まず第一に、価格が安く一般の人の参入障壁が低いのでプレイヤーが多い事で、なかなかいい物件を買う事ができないというのがあると思います。これが1つ目。
次に投資効率のはなしで、、、なかなか大儲けは難しいような気がします。単純に規模が小さいという事でなく、金額に対する儲けの割合が小さい
一般論的な話ですが、
価値の高いものは高く、価値の低いものは安いですよね。
不動産投資は、収入と価格のバランスの中でいかに高い収入が得られる物件を低い価格で獲得するかの話になると思います。いわゆる利回りですね。
安い価格のものの方が利回りは高くなる傾向があります。
例えば、3000万円のマンションの家賃は15万円だけと、300万円のマンションの家賃は1.5万円にはならないという話。
また、木造、重鉄、RCなどいろんなものがあるのですが、RCは価値が高く割高ですし、木造は価値が低く割安です。
そういう考えで言うと、区分はRCなのでそもそも割高という事になると思います。
あと、1棟アパートでも、完全に同じ表面利回りの物件でも、
4戸の1棟アパート、8戸の1棟アパート、12戸の1棟アパートがあった場合、規模が大きい方が割がいい投資になります。そもそも規模が大きい方が利回りが良い傾向になりますが、同じ利回りでも規模が大きい方が管理費などを考慮した最終的なインカムの効率は大きくなります。
少し語弊がある言い方ですが、区分は「RCの1戸の1棟もの」というふうにイメージしたらわかりやすんじゃないでしょうか。
つまり、そもそも区分は1棟ものの木造アパート1戸と比較して、価値がそもそも高いもので、それはイコール投資効率も悪いという事ととらえることができると思います。
(木造のような価値の低いもので戸数が大きいものが効率的に最大になる)
価格が安いからまずは区分で練習というのはわかる話ですが、
そもそも区分はプレイヤーが多く激戦区であり、1戸あたりの価値が高いので、投資の効率としてもよくはない。という事だと思っています。
私としては、同じ規模だったら区分でなく(ボロ)戸建ての方にチャレンジした方がいいんじゃないかな~と思っています。
区分は、安くて参入しやすいけど、逆に結構難しい投資商品なんじゃないかなと思ったのでした。
★私は決して区分投資を批判するスタンスではありません。